皆さん、いかがお過ごしでしょうか?コロナの影響で引きこもり生活を始めてもう何か月が過ぎたでしょうか。自炊をするようになったので、生ごみも日々出ています。
そこでふと思ったのです。「肥料にして販売したらいいじゃね?」と・・・
日本では一日で一人当たり平均400gもの生ごみが出ている

先日のパンダのうんちっちの記事でも述べましたが、日本では一人当たりの平均で1日に400gもの生ごみが排出されています。(産業廃棄物も含む)
パンダのうんちっちの記事では、パンダのうんちっちから採取した菌を利用して、生ごみを”消失させることができる”というものでしたが、再利用の方向性で考えたらどうでしょう?
しかもそれが一般家庭でもできるもので、生ごみからリサイクルしたものに需要があるのだとしたら・・・
それが”肥料”だと思ったのです。
生ごみから肥料を作るのは簡単にできる
生ごみを肥料にするという発想は昔からあります。ですが、うまいぐあいに発酵させないといけませんし、発酵させている間に独特のにおいがただようので、一般家庭、特に都会などの住宅の密集地ではなかなか難しいところがありました。
それも実は昔の話で、最近では部屋の中に置いておいても大丈夫なような生ごみ処理機が一般家庭用に販売されいるのを知っていましたか?
いろんなタイプの生ごみ処理機があるので見てみてください。例えばこんなの↓
生ごみ処理機の購入には補助金が出る可能性も!
生ごみ処理機の購入には、自治体によっては補助金が出ます。6万円する商品に補助金で4万円出た!なんてことも報告されているの、レシートや領収書などは確実にもらっておきましょう。
補助金が出るか出ないか、何パーセントまで出るのか、もらうためには何が必要かなどは、各自治体によって違いますので、お住いの役所などでお問合せくださいね。
生ごみ肥料で稼げるのか?結論

結論=無理。
ここまで一般家庭で生ごみを肥料にする方法を解説してきましたが、無理でした。
まず、”本当にエコなのか?”というところがあります。
生ごみ処理機を利用することで、生ごみを肥料にすることはできますが、そのためには電気を使います。先ほどご紹介した生ごみ処理機の消費電力は800wです。
3人家族1日分の生ごみで、平均約400グラムを寝る前に処理すると、約100分の稼働が必要になります。これは約16円です。16円×30日で1月にかかる電気代は480円。
先ほどの生ごみ処理機にかけると、約1/7の量になるそうなので、出来上がる肥料の量は400g×30日×1/7で約1.7Kgです。
既存の肥料が20Kg で2600円ほどで売られていることを考えれば、電気代のほうが高くついてしまいますね。
ですが庭があるご家庭の場合、放置するタイプのコンポスター(生ごみ処理機)を使えばこの問題は解決できますね。電気も何も使わない昔ながらの方法ですから。
それでも”稼ぐ”という点では無理でした。
なぜなら、法律で決まっているから。
はい。元も子もありません。法律上資格がないと肥料の販売ができないのです。
農家さんからしたら、肥料は畑の状態をよりよくするための大切なものです。私たちの食にもかかわってきます。なので、肥料取締法によって肥料を販売するための届け出が必要ですし、自ら作った肥料を販売するには、肥料に対しての成分などの登録も必要です。
成分表示まで来ると一般家庭ではきついものがありますね。

一般家庭で生ごみを肥料にして販売するのはちょっと現実的ではありませんでしたが、自分で使うのはOKです。家庭菜園に使ったりできますし、ごみ袋の料金なども考えるともしかしたら総合的に見て節約になるかもしれません。
夏場の生ごみの嫌なにおいがなくなることは確実ですしね!
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